「曲に合わせて手をたたくと、少しずれてしまう」
「音楽は好きだけれど、みんなと同じタイミングで動くのは難しそう」
そんな様子を見て、「うちの子はリズム感がないから、ダンスは向いていないのでは」と迷うことはありませんか。
ダンスを始める前から、曲にぴったり合わせて動ける必要があるかどうかは、教室の内容によって異なります。好きな音楽を聴くことや、簡単な動きを楽しむことから参加できるか、相談してみる方法があります。
この記事では、音楽の楽しみ方を広げるために家庭で試せることと、ダンス教室で確認したい点をご紹介します。
手拍子のずれだけで、楽しめるかどうかを決めない
手拍子が曲と合わないときは、「どの場面なら取り組みやすいか」を見てみましょう。
例えば、次のように条件を変えて確かめる方法があります。
- 曲に合わせると難しいが、大人の手拍子をまねすることはできるか。
- 足踏みは難しくても、座って体を揺らすことなら楽しめるか。
- 大勢の前より、家族と二人の方が取り組みやすいか。
これは、能力を判定するためのチェックではありません。楽しみやすい動きや環境を探すための見方です。
「手拍子が合わない」という一場面と、「音楽が好きではない」「ダンスを楽しめない」という判断は、分けて考えてみてください。
音楽は、聴いたり体を動かしたりしながら楽しめます
文部科学省の『小学校学習指導要領(平成29年告示)解説 音楽編』でも、音楽に合わせて歩いたり動作をしたりする活動を取り入れることが示されています。
音楽に親しむとき、手拍子だけを練習する以外にも、体を揺らす、歩く、動きに表すといった方法があります。
ここから紹介する遊びは、家庭で試すための提案です。リズム感の改善を保証する練習法ではなく、お子さんが楽しめる関わり方を探す例としてご覧ください。
家庭で試せる、3つの小さなリズム遊び
1.曲をかけずに、手拍子を交代する
大人が「トン、トン」と2回たたいたら、お子さんの番を待ってみます。
同じ回数で返してくれたら、そのやりとりを楽しみます。違う音が返ってきたら、今度は大人がその音をまねしてみてもよいでしょう。
最初から曲の速さに合わせようとせず、短い音のやりとりから試す方法です。
2.好きな曲で、動きを一つ選ぶ
「手をたたく」「体を揺らす」「その場で足踏みする」など、本人が選んだ動きを試してみます。
一曲全部を続ける必要はありません。好きな部分だけ聴いたり、短い区切りで終えたりして構いません。
立って動くことが難しい場合は、安定した椅子に座って楽しむ方法もあります。無理のない動きと、周囲にぶつからない場所を選んでください。
3.音が止まったら、好きなポーズをする
短く音楽を流し、止めたら大人がポーズを見せます。お子さんも、まねや好きなポーズで参加できそうか試してみましょう。
これは音楽の「鳴っている・止まった」に注目する遊びです。拍に正確に合わせることとは別の楽しみ方として取り入れられます。
急な停止や再開を嫌がる場合は、「次で止まるよ」と伝えるなど、本人に合う方法を考えてください。乗り気でないときは別の遊びを選びましょう。
合わせにくいときは、速さ・動き・手がかりを見直す
試してみて難しそうなときは、一度に一つの条件を変えてみます。
| 気になる様子 | 試せる工夫 |
|---|---|
| 曲が速くなると、動きが止まる | いったん曲を止め、ゆっくりした手拍子でやりとりする |
| 手と足を一緒に動かすと迷う | 手拍子だけ、足踏みだけに分けて試す |
| 音だけでは始めるタイミングが分かりにくそう | 大人が見える位置で、手の動きや合図も示す |
| 大きな音を嫌がる | 音量を下げる、曲を止めるなどして本人の反応を確かめる |
工夫が合うかどうかは、お子さんによって異なります。「できるまで続ける」ことを優先せず、楽しく参加できた条件を探してみてください。
「家では体を揺らして楽しむけれど、手拍子は苦手」などの具体的な様子は、教室を選ぶときにも役立つ情報です。
動きの難しさに合わせた工夫は、運動が苦手な子のダンスの始め方と教室の選び方でも紹介しています。
体験では「どれだけ合ったか」以外も見てみましょう
ダンスの体験では、動きの正確さに加えて、次のような様子も振り返ってみることをおすすめします。
- 好きそうな曲や、興味を示した活動があったか。
- どんな見本や合図があると、取り組みやすかったか。
- 分からない場面で、講師に相談しやすかったか。
- 終わったあとに、本人はどんな気持ちを示していたか。
その日に踊れた量だけで結論を出さず、本人の楽しみと負担の両方を確かめてみましょう。必要な配慮への対応は教室やクラスによって異なるため、事前に相談してください。
初めての習い事を検討している方は、発達が気になる子の習い事選びとCLAPで大切にしていることもご覧ください。
山梨・笛吹市のCLAPへ、音楽の好きなところも苦手なところもお知らせください
ダンススクールCLAPは、障害や発達の特性があるお子さんの参加も想定した教室です。先生の動きを見ながら踊る活動や、ボードを使って内容を伝える工夫を取り入れています。
パワフルクラスでは、振り付けや音楽に合わせたジャンプなどに取り組みます。のびのびクラスでは、ストレッチやサーキット運動、ダンスタイムなどを行っています。
「音楽は好きだけれど、リズムに合わせるのは苦手」
「どのクラスが合うか、まず話を聞いてみたい」
そんな段階から、ご相談いただけます。
会場は山梨県笛吹市石和町東油川387、SHIPの施設内です。体験・見学は無料です。開催日や空き状況、参加にあたって気になることは、お申し込み時にご確認ください。
お問い合わせの際は「CLAPの体験・見学希望」とお知らせください。フォーム送信後、担当者と相談して日時を決定します。

