子どもと関わる時間以外に、どんな仕事がある?
「児童指導員は、子どもと一緒に遊ぶ仕事?」「正社員になると、どんなことを任されるの?」「保育園や学校での経験は活かせるのだろうか?」
放課後等デイサービスへの転職を考えている方の中には、そうした疑問を持つ方もいると思います。株式会社THE SHIP代表の土屋です。
子どもたちと直接関わることは、仕事の中心の一つです。一方で、その支援を良いものにするためには、子どもの様子を観察し、活動を計画し、職員同士で情報を共有し、結果を振り返ることも必要です。
支援を考え、準備し、記録し、振り返る。 SHIP中央の正社員にも、こうした仕事に主体的に関わっていただきたいと考えています。今回は、直接支援だけでは見えにくい児童指導員・保育士の仕事を、7つの役割に分けて紹介します。
山梨県中央市のSHIP中央では、放課後等デイサービスを中心に勤務する正社員を募集中です。募集条件を先に知りたい方は、SHIP中央の正社員求人をご覧ください。
- 1|直接支援一人ひとりの目標に合わせて関わる
- 2|アセスメント行動の背景と参加しやすい条件を考える
- 3|活動計画目標・教材・伝え方・安全を準備する
- 4|記録支援方法と子どもの反応を残す
- 5|職員間の共有支援の方向性と役割分担をそろえる
- 6|保護者・学校との連携生活の場ごとの様子を確かめる
- 7|安全管理危険を予測し、環境と手順を整える
1.子どもへの直接支援|一緒に活動するだけではありません
SHIP中央では、主に小学生を対象とした放課後等デイサービスを行っています。個別活動、小集団活動、集団活動、遊びや生活の場面などを通して、一人ひとりの発達や生活に必要な経験を支援します。
例えば、友達と一緒にゲームを行う場合でも、支援の目的は子どもによって違います。ある子には、自分の番を確認して順番を待つこと。別の子には、ルールを理解すること。また別の子には、友達に自分の希望を伝えたり、困ったときに助けを求めたりすることが目標になるかもしれません。
個別活動で分かりやすかった説明が、小集団では伝わりにくいこともあります。その場合は、見本を示す、人数や待ち時間を調整するなど、参加しやすい条件を考えます。
「今日は何の活動をするか」だけでなく、「その活動を通して何を経験してほしいのか」を考える。 同じ活動をしていても、支援者は一人ひとりの目標を意識しています。
※この記事の支援場面や記録は、仕事内容を説明するための仮の例です。実際の利用児童の記録ではありません。
2.アセスメント|子どもの行動の背景を考える
正社員が関わる重要な仕事の一つに、アセスメントがあります。子どもの発達や生活状況、得意なこと、難しさ、周囲の環境などを整理して、必要な支援を考えることです。
例えば、活動が始まっても席に座らない子どもがいたとします。「座るように何度も言ったのに、座らなかった」という結果だけで判断せず、参加しにくかった背景を考えます。
席に座らないときに確かめたいこと
- 活動の理解・伝え方
- 何をするか伝わっていたか。言葉だけでは分かりにくくなかったか。
- 見通し
- 次に何が起きるか、いつ終わるかが分かっていたか。
- 環境・感覚面
- 周囲の音、人との距離、視界に入る物が負担になっていなかったか。
- 課題の難易度
- 内容や量が本人に合っていたか。手助けがあれば取り組める部分はどこか。
観察だけで原因を断定することはできません。本人の言葉や表情、保護者からの情報、他の職員の観察も踏まえて、考えられる可能性を整理します。「いつもできない」ではなく、参加できていた場面との違いにも目を向けます。
そのうえで、例えば活動の手順を写真で示し、子どもの反応を確かめます。参加できたとしても、「写真があれば必ず解決する」とは決めつけず、その日の体調や他の条件も含めて振り返ります。
子どもを一方的に評価するためではなく、その子に合った支援を見つけるためのアセスメントです。日々の観察や記録を、児童発達支援管理責任者や他の職員と共有して進めます。
3.活動計画|何をするかだけでなく、どう支援するかを考える
活動を考えることも、正社員の大切な役割です。例えば、小集団で運動遊びを行う場合。ただ活動内容と時間を決めればよいわけではありません。
個別支援計画の目標や参加する子どもの様子を踏まえ、次のような点を整理します。
- 目標: 順番を確認する、動きをまねる、必要な手助けを伝えるなど、どのような経験につなげたいか。
- 教材・環境: 使う道具や置き場所、活動スペースは適切か。準備や片づけの手順はどうするか。
- 説明: 言葉だけで伝えるか、見本や写真を使うか。一度に伝える内容をどこまで絞るか。
- 支援・難易度: 難しいときは距離や回数を調整できるか。休憩や別の参加方法を用意できるか。
- 安全: 子ども同士の動線が重ならないか。職員はどの位置で、何を確認するか。
実施してみて難しかった部分があれば、次回の活動内容や進め方を調整します。「計画どおりに終えること」だけを成功とせず、子どもがどのように参加できたかを振り返ります。
保育士として遊びや活動を組み立ててきた経験、教員として授業や教材を考えてきた経験は、こうした場面でも活かせます。目の前の子どもの理解や興味に合わせて、これまでの工夫を使い直していく仕事です。
4.記録|「できた・できなかった」の先まで残す
支援が終わった後には、記録を作成します。単なる事務作業のように感じるかもしれませんが、SHIPでは、記録は次の支援につなげるための重要な情報だと考えています。
Before|結果だけの記録
「今日は活動に参加できました」
どのような支援があり、何をもって参加と捉えたのかが分かりません。
After|支援と反応が分かる記録
「活動の前に写真で順番を確認したところ、職員の促しを受けて活動場所へ移動し、最後まで参加できた」
写真の提示・職員の促しと、その後の移動・参加の様子を残しています。
いずれも説明用の仮の記録です。
後の例では、支援方法と、その後に見られた子どもの反応が分かります。ただし、この記録だけで「写真を見せたから参加できた」と因果関係まで断定することはできません。
「写真で手順を確かめたことが参加の助けになった可能性がある」と考えた場合は、観察した事実とは分けて、支援者の考察として残します。次回も同じ手順で確認し、職員の促しがどの程度必要だったかを見る、といった次の観察につなげます。
事実と解釈を分け、何をしたときに、どんな反応があったかを残す。 そうすることで、別の職員が担当するときも必要な支援を引き継ぎやすくなります。記録は事業所のルールに沿って扱い、必要な情報を適切に管理します。
5.職員間の共有|誰が関わっても支援の方向性をそろえる
子どもへの支援は、一人の職員だけで完結するものではありません。例えば、活動の切り替えで困っている子に、ある職員は事前に予定を伝え、別の職員は直前に声をかけていたとしたら、子どもは戸惑うかもしれません。
SHIPでは、終礼や会議、日々の情報共有を通して、支援について話し合うことを大切にしています。
- 観察を共有する: どの場面で困り、どのような手助けがあると取り組めたか。
- 方法をそろえる: 少し前に予定を伝える、説明を短くする、必要に応じて見本を示すなど、何を共通にするか。
- 分担を確認する: 活動を進める人と個別に関わる人が、どのように連携するか。
- 結果を持ち寄る: 方法を変えた後の様子を確認し、続ける点・見直す点を考える。
正社員には、他の職員と協力しながら、活動の進め方や必要な支援を共有・調整する役割もあります。ただし、一人で全員に指示を出し、すべての判断を抱える仕事ではありません。管理者や児童発達支援管理責任者、他の職員と相談しながら進めます。
方向性をそろえることは、毎回まったく同じ対応をすることとも違います。その日の体調や本人の希望に応じた調整も、チームで共有します。
6.保護者・学校との連携|事業所の中だけで子どもを見ない
子どもは、家庭でも学校でも、それぞれ違う姿を見せることがあります。事業所では落ち着いて過ごしていても、学校では困っているかもしれません。反対に、学校ではできていることが、事業所では難しいこともあります。
そうした違いがあるときは、「どちらの姿が本当なのか」ではなく、「環境によって、何が違うのだろう」と考えることが大切です。人数、活動の見通し、周囲の音、説明の仕方などを確かめることで、支援の手がかりが見つかることがあります。
保護者への連絡帳や送迎時のやり取り、必要に応じた学校や関係機関との情報共有を通して、子どもへの理解を深めていきます。「できなかったこと」だけを伝えず、取り組めた場面や、どのような支援をしたかも具体的に伝えます。
保育や教育で培った保護者対応・学校理解の経験も活かせる仕事です。判断に迷う相談や、その場で答えられない内容は一人で抱えず、管理者や児童発達支援管理責任者と確認して対応します。
※情報共有は、本人・保護者の意向や個人情報の取扱いに配慮し、必要な同意等を確認したうえで、支援に必要な範囲で行います。
7.安全管理|安心して活動できる環境をつくる
放課後等デイサービスでは、活動中だけでなく、送迎、移動、食事、自由時間など、さまざまな場面で安全への配慮が必要です。SHIP中央の今回の募集にも送迎業務があり、普通自動車運転免許が必要です。
例えば、活動中に一人の子どもへの対応が必要になった場合も、他の子どもたちの様子を確認できるよう、職員同士で役割を分担します。誰が個別に関わり、誰が全体を見るかを声に出して確認することが大切です。
- 活動前に、道具の破損や転倒につながる物、移動経路を確認する。
- 送迎では、安全運転に加えて、乗降時の人数・所在や引き渡しを確認する。
- 食事やおやつでは、必要な配慮事項を確認し、食べているときの様子を見る。
- 自由時間も、子どもの位置や周囲の動きを確かめ、危険を予測して環境を整える。
実際にヒヤリとしたことがあれば、必要な報告・記録を行います。「気をつけよう」で終わらせず、道具の置き方、職員の位置、確認の手順など、次に変えることを考えます。
安全管理は管理者だけの仕事ではありません。子どもたちに関わるすべての職員が担う責任です。具体的な送迎範囲や運転・添乗の分担についても、見学・面談時にご確認ください。
正社員だからこそ、支援を振り返り、改善していく役割があります
ここまで紹介した仕事は、正社員だけが行うものではありません。パート職員を含め、チーム全体で協力して取り組みます。雇用形態によって、子どもの安全や日々の気づきの重要さが変わるわけではありません。
そのうえで、SHIP中央の正社員には、直接支援を行いながら、アセスメントや活動計画、支援方法の共有・調整、記録の振り返りにも主体的に関わっていただきたいと考えています。
例えば、「今日は参加しにくそうだった」と気づいたら、見たことを記録し、他の職員の観察も聞き、次の活動の説明をどう変えるか相談する。そして、変えた方法でどのような反応があったかを確かめる。気づきを次の支援までつなげることを大切にしています。
- 気づく:子どもの様子を観察する。
- 考える:記録と他の職員の情報を合わせて整理する。
- 相談して試す:活動や支援方法を調整する。
- 確かめる:結果を共有し、次の支援へつなげる。
主体的に関わるとは、自分だけで決めることではありません。「ここが気になった」「この方法を試してはどうか」と具体的に伝え、チームで検討することです。うまくいった方法も難しかった方法も共有し、担当者が変わっても支援が続くようにします。
もちろん、入職したその日からすべてを一人で任せるわけではありません。これまでの経験を踏まえながら、少しずつ役割を理解し、実際の支援を通して学んでいきます。
児童発達支援管理責任者との役割の違い
個別支援計画の作成や見直し、支援の実施状況の把握などは、児童発達支援管理責任者が担う職務です。児童指導員・保育士は、日々の観察・アセスメント・記録を共有し、計画の検討に協力するとともに、計画に沿った支援や活動の工夫を行います。
正社員であることだけを理由に、児童発達支援管理責任者の職責を担うわけではありません。それぞれの役割を区別して連携します。
SHIPが大切にしている支援
SHIPの事業所理念は、次のとおりです。
子どもたちに対し真摯に向き合い、一人ひとりの発達の最近接領域を見極め、そこに働きかける支援を行う。
今一人でできることと、適切な支援があればできることを見極め、その子に合った経験や環境を考えます。そのために、子どもの様子を観察し、支援を計画し、実施し、振り返ることを大切にしています。
「子どもと関わることが好き」という気持ちを大切にしながら、専門職として考え続けられる方と一緒に働きたいと思っています。
SHIP中央では正社員を募集しています
株式会社THE SHIPでは現在、山梨県中央市のSHIP中央で、放課後等デイサービスを中心に勤務する正社員を募集しています。主に小学生の支援を担当し、必要に応じて未就学のお子さんの児童発達支援にも関わります。
| 勤務先 | SHIP中央 |
|---|---|
| 所在地 | 〒409-3843 山梨県中央市西花輪3637-15 |
| 雇用形態 | 正社員(正規雇用) |
| 募集職種 | 放課後等デイサービスの児童指導員・保育士等 |
| 主な担当 | 小学生を中心とした放課後等デイサービス。必要に応じて児童発達支援も担当 |
| 月給 | 226,000円〜 |
| 基本給 | 210,000円 |
| 処遇改善手当 | 16,000円(毎月固定) |
| 勤務時間 | 9:00〜18:00(休憩60分) |
| 休日 | 土日祝休み |
| 年間休日 | 120日以上 |
| 試用期間 | 6か月 |
| 応募資格 | 児童指導員任用資格・保育士等の募集要件に該当する方 |
| 運転免許 | 普通自動車運転免許が必要(送迎業務あり) |
| 待遇 | 社会保険、交通費支給、賞与・昇給制度、研修・資格取得支援等 |
※行事等による休日出勤・振替休日の扱い、賞与・昇給や各種手当の詳細、試用期間中の条件は、最新の求人情報と見学・面談時にご確認ください。正式な労働条件は採用時の労働条件通知書等でご案内します。
正社員を中心に募集していますが、フルタイムパートでの勤務もご相談いただけます。 フルタイムパートの給与・勤務条件は、上記の正社員の条件とは異なります。
他の職種を含む募集状況は、THE SHIPの採用・求人一覧に掲載しています。
まずは実際の仕事を見てみませんか?
活動を計画すること。子どもの様子を観察すること。必要な支援を職員同士で考えること。記録を残し、次の支援につなげること。児童指導員の仕事には、直接支援だけでは分からない役割がたくさんあります。
「保育や教育の経験を活かせるか知りたい」「正社員としてどんな仕事を担当するのか詳しく聞きたい」「実際の支援や職場の雰囲気を見てみたい」という段階でも構いません。応募前の見学・お問い合わせも受け付けています。
見学では、例えば次のようなことをご質問ください。
- 入職後は、どの業務から担当するのでしょうか。
- 活動計画や記録は、誰に相談しながら進めますか。
- 支援を振り返る機会や、準備・記録の時間はどのように設けていますか。
- 送迎や保護者対応は、どのように分担していますか。
実際の仕事を知ったうえで、ご自身の経験をどう活かせるか、一緒に考えられればと思います。
フォームには「SHIP中央・正社員希望」とお書き添えください。見学や仕事内容の確認のみでも構いません。

