放課後等デイサービスの仕事に興味はあるけれど、「実際にはどんなことをするの?」「子どもと遊ぶ以外に、どんな仕事があるの?」「1日の流れがよく分からない」という方も多いと思います。
今回は、放課後等デイサービスの基本的な仕事内容と、SHIPで大切にしている支援の考え方について紹介します。
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放課後等デイサービスとは?
放課後等デイサービスは、主に学校に通う障害や発達上の支援ニーズのある子どもたちが、放課後や学校休業日に利用する福祉サービスです。
子どもたちは学校が終わった後や長期休暇中に事業所へ通い、それぞれの目標や課題に応じた支援を受けます。
大切なのは、単に子どもを預かる場所ではないということです。生活面、コミュニケーション、対人関係、学習、運動、社会参加など、子ども一人ひとりに必要な経験を考えながら支援していきます。
放課後等デイサービスの主な仕事内容
事業所によって違いはありますが、主な仕事には次のようなものがあります。
子どもへの直接支援
最も中心となる仕事です。例えば、次のような支援があります。
- 個別課題への取り組み
- 遊びや活動を通した支援
- コミュニケーションの支援
- 友達との関わりのサポート
- 身辺自立に向けた支援
- 学習や宿題への支援
- 運動や感覚活動
- 集団活動
ただ活動を実施するのではなく、その活動を通して何を経験してもらうのかを考えることが重要です。
活動を「やること」より「目的」を考える
例えば、みんなでゲームをするとします。表面的には遊びの時間に見えますが、次のような経験が含まれています。
- 順番を待つ
- ルールを理解する
- 相手の様子を見る
- 負けたときに気持ちを切り替える
- 自分の希望を伝える
同じ活動でも、その子によって支援の目的は異なります。「今日は何をするか」だけではなく、「この活動を通して何を経験してほしいのか」を考えることが、支援者の大切な仕事です。
子どもの様子を観察する
放課後等デイサービスでは、観察する力も重要です。例えば、次のような点を見ていきます。
- どの場面で困りやすいか
- どんな声かけだと動きやすいか
- どんな環境では集中しやすいか
- 誰といると落ち着くか
- どんな課題なら取り組みやすいか
子どもの行動だけを見て「できた」「できなかった」と判断するのではなく、「なぜそうなったのか」を考えることが必要です。
支援記録を書く
子どもへの支援が終わった後には、その日の様子を記録します。記録では、次のようなことを整理します。
- どのような活動を行ったか
- どのような様子だったか
- どんな支援をしたか
- その支援に対してどんな反応があったか
- 次回どのような点を意識するか
記録は単なる報告ではありません。支援を振り返り、次の支援につなげるための大切な資料になります。
職員同士で情報共有する
支援は、一人の職員だけで行うものではありません。子どもの様子や支援方法について、職員同士で共有します。
- 「今日はこの伝え方だとうまくいった」
- 「この場面では少し不安そうだった」
- 「次回はこの方法を試してみたい」
こうした情報を共有することで、支援の方向性をそろえていきます。担当する職員によって関わり方が大きく変わらないようにすることも重要です。
保護者とのコミュニケーション
保護者とのやり取りも大切な仕事です。その日の様子を伝えたり、家庭での様子を聞いたりしながら、子どもの理解を深めていきます。
事業所だけで子どもの姿を見ていると、分からないことも多くあります。家庭、学校、事業所それぞれの様子を知ることで、その子の全体像が見えやすくなります。
学校や関係機関との連携
必要に応じて、学校や相談支援事業所、医療機関、他の福祉サービスなどと連携することもあります。
同じ子どもを支援している関係者同士で情報を共有することで、「学校ではできているけれど、事業所では難しい」「家庭では困っているが、学校では見られない」といった違いにも気づくことができます。
支援を事業所の中だけで完結させないことも重要です。
送迎業務も大切な仕事
放課後等デイサービスでは、学校や家庭への送迎を行う事業所も多くあります。
送迎は単なる移動ではありません。学校での様子を聞いたり、保護者と短い情報交換をしたりする機会にもなります。安全運転を徹底することはもちろんですが、支援につながる情報を得られる時間でもあります。
放課後等デイサービスの1日の流れ
事業所によって違いはありますが、学校がある日の一般的な流れは次のようになります。以下は一例であり、SHIP中央の具体的な勤務や業務の流れは、見学・面談時にご案内します。
午前中|子どもが来る前の準備
- 環境整備
- 教材や活動準備
- 記録や事務作業
- 職員間の打ち合わせ
- 支援内容の確認
学校終了後|お迎え・活動・支援
- 学校へのお迎え
- 子どもの受け入れ
- 健康状態や様子の確認
- 個別活動、集団活動
- おやつ
- 自由時間
- 帰りの準備
夕方|送迎・記録・振り返り
- 家庭への送迎
- 保護者への情報共有
- 支援記録
- 職員間での振り返り
- 翌日の準備
子どもがいる時間だけが仕事ではありません。子どもが来る前の準備と、帰った後の振り返りも、支援の質を高めるために重要です。
「子どもと遊ぶ仕事」だけではありません
放課後等デイサービスの仕事を見ると、「子どもと遊べる楽しそうな仕事」という印象を持つ方もいるかもしれません。もちろん、一緒に遊ぶことも大切です。
ただ、その遊びの中でも、「何を経験しているのか」「どんな困りごとがあるのか」「どの支援が必要なのか」を考えています。楽しさと専門性の両方が必要な仕事です。
SHIPでは「なぜ?」を大切にしています
SHIPでは、次のような問いを考えることを大切にしています。
- なぜこの行動が起きたのか
- なぜこの支援でうまくいったのか
- なぜこの場面では難しかったのか
子どもを変えようとするだけではなく、支援者側の工夫も考えていきます。
- 環境を変える
- 伝え方を変える
- 活動内容を変える
- 難易度を調整する
- 関わるタイミングを変える
支援者自身も学び続ける仕事
放課後等デイサービスで働くと、毎日のように新しい疑問が出てきます。
- この子にはどう伝えると分かりやすいのか
- この行動の背景には何があるのか
- もっと良い支援方法はないか
その疑問をそのままにせず、職員同士で考えたり、学んだりしながら支援を改善していきます。子どもへの支援を通して、自分自身も支援者として成長していく仕事です。
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