児童発達支援や放課後等デイサービスの現場では、
子どもへの関わり方について、支援者ごとに対応がずれてしまうことがあります。
たとえば、
- A先生は「今は座って待つ」と伝える
- B先生は「少しなら歩いてもいい」と伝える
- C先生は「泣いたら好きな遊びを出す」
- D先生は「泣いても予定通り進める」
このように、支援者によって対応が変わると、子どもは混乱しやすくなります。
子どもからすると、
「どの先生の言うことが本当なのか」
「今日はどこまで許されるのか」
「どうすれば安心して過ごせるのか」
が分かりにくくなるからです。
SHIPでは、子どもへの支援を一人の先生の感覚だけで決めるのではなく、
チームで支援の方針をそろえることを大切にしています。
こども家庭庁の放課後等デイサービスガイドラインでも、支援内容について「いつ、どこで、誰が、どのように、どのくらい」支援するかを計画上で明確にする必要があると示されています。つまり、支援は個人任せではなく、共有された方針に基づいて行うことが重要です。
対応がずれると、子どもは「試している」のではなく「確認している」ことがある
支援者から見ると、子どもが人によって態度を変えているように見えることがあります。
たとえば、
- A先生の前では座れるのに、B先生の前では立ち歩く
- ある先生には強く要求する
- 別の先生には落ち着いて過ごせる
- 先生によって泣く、怒る、逃げるなどの行動が変わる
このような姿を見ると、
「人を見ている」
「わざとやっている」
「試し行動をしている」
と感じることがあります。
しかし、まず考えたいのは、
子どもが安心できるルールを確認している可能性です。
対応が毎回変わる環境では、子どもは見通しを持ちにくくなります。
「この先生のときはどうなるのか」
「今日は許されるのか」
「泣いたら変わるのか」
「どこまでなら大丈夫なのか」
子どもは、行動を通して確認している場合があります。
そのため、支援者がまず見るべきなのは、子どもの性格ではなく、
支援者側の対応がそろっているかどうかです。
子どもにとって大切なのは「分かりやすさ」
子どもが安心して過ごすためには、環境の分かりやすさが重要です。
分かりやすさとは、単に予定表を出すことだけではありません。
- 何をすればよいか分かる
- どこまでやれば終わりか分かる
- 困ったときにどうすればよいか分かる
- どの先生でも同じように対応してくれる
- できたことを同じ基準で認めてもらえる
こうした積み重ねが、子どもの安心につながります。
逆に、支援者によって対応が変わると、子どもは状況を読むことにエネルギーを使います。
「今日は大丈夫かな」
「この先生なら許してくれるかな」
「泣いたら変わるかな」
このような状態が続くと、子どもは活動そのものに集中しにくくなります。
対応のずれが起きやすい場面
支援者間の対応のずれは、特別な場面だけで起きるわけではありません。
日常の小さな場面で起こります。
1. 切り替え場面
自由遊びから活動へ移るとき、支援者によって声かけが変わることがあります。
ある先生は、
「あと1回で終わりだよ」
と伝える。
別の先生は、
「もう少しだけいいよ」
と延長する。
また別の先生は、
「早く片づけて」
と急がせる。
このように対応が変わると、子どもは「どれが本当の終わりなのか」が分かりにくくなります。
2. 要求への対応
子どもが「これやりたい」「まだ遊びたい」と要求したときも、対応がずれやすいです。
- ある先生は要求をすぐに受け入れる
- ある先生は予定を優先する
- ある先生は泣いたあとに受け入れる
- ある先生は強く言われると変更する
この状態が続くと、子どもは「どの伝え方なら通るのか」を学んでしまうことがあります。
大切なのは、要求をすべて止めることではありません。
要求の受け止め方と、変更できる条件をチームでそろえることです。
3. 注意や指導の場面
走る、物を投げる、友達を押すなどの行動があったとき、支援者によって注意の仕方が変わることがあります。
- 強く注意する
- 近くで止める
- 理由を聞く
- 別の活動に誘う
- 見守る
どの対応が正しいかは、子どもの状態や行動の背景によって変わります。
しかし、チーム内で方針が共有されていないと、
「その場にいる先生の判断」で対応が変わってしまいます。
その結果、子どもも支援者も混乱します。
支援者間でそろえるべき3つのこと
支援をそろえるとき、すべてを細かく統一しようとすると現場は苦しくなります。
大切なのは、最低限そろえるべきポイントを明確にすることです。
1. 何を目標にしているのかをそろえる
まず大切なのは、
その子に対して、今何を目指しているのかをチームで共有することです。
たとえば、同じ「集団活動に入る」という場面でも、目標は子どもによって違います。
- 今日は部屋に入れればよい
- 近くで見られればよい
- 最初の5分だけ参加できればよい
- 支援者と一緒に1工程できればよい
- 最後まで参加することを目指す
目標がそろっていないと、支援者によって求める水準が変わります。
ある先生は「今日は見ていれば十分」と考えている。
別の先生は「最後まで参加させないといけない」と考えている。
これでは、子どもへの関わり方がずれてしまいます。
支援をそろえるためには、まず、
今日の目標は何か
今月の目標は何か
どこまでできれば成功と見るのか
を共有することが必要です。
2. どの行動に、どう対応するかをそろえる
次に大切なのは、
具体的な行動への対応をそろえることです。
たとえば、子どもが活動前に「やらない」と言った場合。
チームで決めるべきなのは、
- まず何と声をかけるか
- どの選択肢を出すか
- どこまで待つか
- 参加できない場合はどうするか
- 落ち着いたあとにどう戻すか
です。
ここが曖昧だと、支援者ごとに対応が変わります。
大切なのは、
「絶対に同じ言葉を使うこと」ではありません。
支援の方向性をそろえることです。
たとえば、
無理に引っ張って参加させるのではなく、見通しを伝え、選択肢を出し、参加のハードルを下げる
という方針が共有されていれば、支援者ごとの言葉の違いがあっても、支援の軸はぶれにくくなります。
3. できたことの見方をそろえる
支援者間でずれやすいのが、
どこを「できた」と見るかです。
たとえば、集団活動で最後まで座れなかった子がいたとします。
ある支援者は、
「最後まで座れなかった」
と見ます。
別の支援者は、
「最初の3分は座れた」
と見ます。
さらに別の支援者は、
「昨日は部屋に入れなかったけれど、今日は近くで見られた」
と見ます。
どの視点で見るかによって、支援の評価は大きく変わります。
SHIPでは、子どもを「できた・できない」だけで見ないことを大切にしています。
小さな変化を見取ることで、次の支援が考えやすくなります。
- 昨日より近くに来られた
- 最初の一歩だけできた
- 支援者と一緒ならできた
- 見本を見ればできた
- 選択肢があれば選べた
- 終わりが分かると安心できた
こうした見方をチームで共有することで、子どもへの関わり方がそろいやすくなります。
対応をそろえることは、子どもを型にはめることではない
ここで誤解してはいけないのは、
支援をそろえることは、子どもを一つの型にはめることではないということです。
子どもは一人ひとり違います。
その日の体調、家庭での様子、学校での出来事、感覚面の負担、不安の強さによって、必要な支援は変わります。
だからこそ、支援者がバラバラに動くのではなく、
子どもの状態を共有しながら、チームで判断することが必要です。
こども家庭庁の放課後等デイサービスガイドラインでは、活動プログラムはこどものニーズ、障害特性、発達段階、生活状況等に応じて組み立て、職員も交えながらチームで検討していく必要があるとされています。
つまり、チームでそろえるというのは、
「全員が機械的に同じ対応をする」ということではありません。
子どもの状態に合わせながら、
支援の目的と方向性を共有するということです。
支援がずれていると感じたときに確認したいこと
現場で「対応がずれているかもしれない」と感じたときは、次のことを確認します。
確認1:その子の支援目標は共有されているか
個別支援計画に書かれている目標が、現場の支援とつながっているかを確認します。
書類上の目標と、日々の関わりが別物になっている場合、支援者ごとに判断が分かれやすくなります。
確認2:困った行動が起きたときの対応が決まっているか
泣く、怒る、逃げる、固まる、要求が強くなるなどの場面で、
最初に誰が、どのように関わるのかを確認します。
対応が決まっていないと、その場にいる支援者の経験や感覚に頼ることになります。
確認3:記録に具体的な事実が残っているか
記録が、
落ち着かなかった
不安定だった
参加できなかった
だけになっていると、次の支援につながりにくくなります。
必要なのは、具体的な事実です。
- 何の活動の前に起きたのか
- 誰が声をかけたのか
- どんな声かけをしたのか
- その後、子どもはどう反応したのか
- 落ち着いたきっかけは何だったのか
- 次回も使えそうな支援は何か
こうした記録があると、チームで支援を見直しやすくなります。
厚生労働省の強度行動障害に関する報告書でも、障害特性のアセスメント、環境調整、支援手順書を活用した統一的な支援の重要性が示されています。特に、特定の職員だけに依存せず、職員全体の支援スキルを上げ、チームで支援にあたることが重要とされています。
支援者が一人で抱え込まないこと
子どもの支援がうまくいかないとき、真面目な支援者ほど、
「自分の関わり方が悪いのではないか」
「自分だけがうまくできていないのではないか」
と抱え込んでしまうことがあります。
しかし、子どもの支援は、一人の支援者だけで完結するものではありません。
大切なのは、
困った場面を個人の責任にせず、チームの支援課題として考えることです。
「なぜできなかったのか」ではなく、
「どんな条件ならできたのか」
「誰の対応が悪かったのか」ではなく、
「次はチームとしてどうそろえるのか」
この視点があると、支援者も子どもも安心しやすくなります。
SHIPが大切にしている支援
SHIPでは、子どもの姿を「できる・できない」だけで判断しません。
また、支援者一人の感覚だけで関わるのではなく、
子どもの行動の背景を見立て、チームで支援をそろえることを大切にしています。
子どもが活動に入れないとき。
切り替えが難しいとき。
要求が強く出るとき。
友達とのトラブルが続くとき。
その姿だけを見て判断するのではなく、
- 何に困っているのか
- どんな環境なら安心できるのか
- どんな声かけなら伝わりやすいのか
- どこまでを今日の成功と見るのか
- チームとしてどう関わるのか
を考えていきます。
支援をそろえることは、子どもを管理するためではありません。
子どもが安心して過ごし、少しずつ挑戦できる環境をつくるためです。
専門性を深めながら働きたい方へ
児童発達支援や放課後等デイサービスの仕事は、
子どもと楽しく過ごすだけの仕事ではありません。
子どもの行動を見立て、
背景を考え、
環境を整え、
チームで支援をそろえていく仕事です。
SHIPでは、子ども一人ひとりの姿を丁寧に見ながら、
支援者同士で考え、学び合い、よりよい支援をつくっていくことを大切にしています。
山梨県笛吹市・中央市周辺で、
児童発達支援・放課後等デイサービス・保育所等訪問支援・相談支援の仕事に関心がある方は、ぜひ採用情報をご覧ください。
児童発達支援や放課後等デイサービスの現場では、
子どもへの関わり方について、支援者ごとに対応がずれてしまうことがあります。
たとえば、
- A先生は「今は座って待つ」と伝える
- B先生は「少しなら歩いてもいい」と伝える
- C先生は「泣いたら好きな遊びを出す」
- D先生は「泣いても予定通り進める」
このように、支援者によって対応が変わると、子どもは混乱しやすくなります。
子どもからすると、
「どの先生の言うことが本当なのか」
「今日はどこまで許されるのか」
「どうすれば安心して過ごせるのか」
が分かりにくくなるからです。
SHIPでは、子どもへの支援を一人の先生の感覚だけで決めるのではなく、
チームで支援の方針をそろえることを大切にしています。
こども家庭庁の放課後等デイサービスガイドラインでも、支援内容について「いつ、どこで、誰が、どのように、どのくらい」支援するかを計画上で明確にする必要があると示されています。つまり、支援は個人任せではなく、共有された方針に基づいて行うことが重要です。
対応がずれると、子どもは「試している」のではなく「確認している」ことがある
支援者から見ると、子どもが人によって態度を変えているように見えることがあります。
たとえば、
- A先生の前では座れるのに、B先生の前では立ち歩く
- ある先生には強く要求する
- 別の先生には落ち着いて過ごせる
- 先生によって泣く、怒る、逃げるなどの行動が変わる
このような姿を見ると、
「人を見ている」
「わざとやっている」
「試し行動をしている」
と感じることがあります。
しかし、まず考えたいのは、
子どもが安心できるルールを確認している可能性です。
対応が毎回変わる環境では、子どもは見通しを持ちにくくなります。
「この先生のときはどうなるのか」
「今日は許されるのか」
「泣いたら変わるのか」
「どこまでなら大丈夫なのか」
子どもは、行動を通して確認している場合があります。
そのため、支援者がまず見るべきなのは、子どもの性格ではなく、
支援者側の対応がそろっているかどうかです。
子どもにとって大切なのは「分かりやすさ」
子どもが安心して過ごすためには、環境の分かりやすさが重要です。
分かりやすさとは、単に予定表を出すことだけではありません。
- 何をすればよいか分かる
- どこまでやれば終わりか分かる
- 困ったときにどうすればよいか分かる
- どの先生でも同じように対応してくれる
- できたことを同じ基準で認めてもらえる
こうした積み重ねが、子どもの安心につながります。
逆に、支援者によって対応が変わると、子どもは状況を読むことにエネルギーを使います。
「今日は大丈夫かな」
「この先生なら許してくれるかな」
「泣いたら変わるかな」
このような状態が続くと、子どもは活動そのものに集中しにくくなります。
対応のずれが起きやすい場面
支援者間の対応のずれは、特別な場面だけで起きるわけではありません。
日常の小さな場面で起こります。
1. 切り替え場面
自由遊びから活動へ移るとき、支援者によって声かけが変わることがあります。
ある先生は、
「あと1回で終わりだよ」
と伝える。
別の先生は、
「もう少しだけいいよ」
と延長する。
また別の先生は、
「早く片づけて」
と急がせる。
このように対応が変わると、子どもは「どれが本当の終わりなのか」が分かりにくくなります。
2. 要求への対応
子どもが「これやりたい」「まだ遊びたい」と要求したときも、対応がずれやすいです。
- ある先生は要求をすぐに受け入れる
- ある先生は予定を優先する
- ある先生は泣いたあとに受け入れる
- ある先生は強く言われると変更する
この状態が続くと、子どもは「どの伝え方なら通るのか」を学んでしまうことがあります。
大切なのは、要求をすべて止めることではありません。
要求の受け止め方と、変更できる条件をチームでそろえることです。
3. 注意や指導の場面
走る、物を投げる、友達を押すなどの行動があったとき、支援者によって注意の仕方が変わることがあります。
- 強く注意する
- 近くで止める
- 理由を聞く
- 別の活動に誘う
- 見守る
どの対応が正しいかは、子どもの状態や行動の背景によって変わります。
しかし、チーム内で方針が共有されていないと、
「その場にいる先生の判断」で対応が変わってしまいます。
その結果、子どもも支援者も混乱します。
支援者間でそろえるべき3つのこと
支援をそろえるとき、すべてを細かく統一しようとすると現場は苦しくなります。
大切なのは、最低限そろえるべきポイントを明確にすることです。
1. 何を目標にしているのかをそろえる
まず大切なのは、
その子に対して、今何を目指しているのかをチームで共有することです。
たとえば、同じ「集団活動に入る」という場面でも、目標は子どもによって違います。
- 今日は部屋に入れればよい
- 近くで見られればよい
- 最初の5分だけ参加できればよい
- 支援者と一緒に1工程できればよい
- 最後まで参加することを目指す
目標がそろっていないと、支援者によって求める水準が変わります。
ある先生は「今日は見ていれば十分」と考えている。
別の先生は「最後まで参加させないといけない」と考えている。
これでは、子どもへの関わり方がずれてしまいます。
支援をそろえるためには、まず、
今日の目標は何か
今月の目標は何か
どこまでできれば成功と見るのか
を共有することが必要です。
2. どの行動に、どう対応するかをそろえる
次に大切なのは、
具体的な行動への対応をそろえることです。
たとえば、子どもが活動前に「やらない」と言った場合。
チームで決めるべきなのは、
- まず何と声をかけるか
- どの選択肢を出すか
- どこまで待つか
- 参加できない場合はどうするか
- 落ち着いたあとにどう戻すか
です。
ここが曖昧だと、支援者ごとに対応が変わります。
大切なのは、
「絶対に同じ言葉を使うこと」ではありません。
支援の方向性をそろえることです。
たとえば、
無理に引っ張って参加させるのではなく、見通しを伝え、選択肢を出し、参加のハードルを下げる
という方針が共有されていれば、支援者ごとの言葉の違いがあっても、支援の軸はぶれにくくなります。
3. できたことの見方をそろえる
支援者間でずれやすいのが、
どこを「できた」と見るかです。
たとえば、集団活動で最後まで座れなかった子がいたとします。
ある支援者は、
「最後まで座れなかった」
と見ます。
別の支援者は、
「最初の3分は座れた」
と見ます。
さらに別の支援者は、
「昨日は部屋に入れなかったけれど、今日は近くで見られた」
と見ます。
どの視点で見るかによって、支援の評価は大きく変わります。
SHIPでは、子どもを「できた・できない」だけで見ないことを大切にしています。
小さな変化を見取ることで、次の支援が考えやすくなります。
- 昨日より近くに来られた
- 最初の一歩だけできた
- 支援者と一緒ならできた
- 見本を見ればできた
- 選択肢があれば選べた
- 終わりが分かると安心できた
こうした見方をチームで共有することで、子どもへの関わり方がそろいやすくなります。
対応をそろえることは、子どもを型にはめることではない
ここで誤解してはいけないのは、
支援をそろえることは、子どもを一つの型にはめることではないということです。
子どもは一人ひとり違います。
その日の体調、家庭での様子、学校での出来事、感覚面の負担、不安の強さによって、必要な支援は変わります。
だからこそ、支援者がバラバラに動くのではなく、
子どもの状態を共有しながら、チームで判断することが必要です。
こども家庭庁の放課後等デイサービスガイドラインでは、活動プログラムはこどものニーズ、障害特性、発達段階、生活状況等に応じて組み立て、職員も交えながらチームで検討していく必要があるとされています。
つまり、チームでそろえるというのは、
「全員が機械的に同じ対応をする」ということではありません。
子どもの状態に合わせながら、
支援の目的と方向性を共有するということです。
支援がずれていると感じたときに確認したいこと
現場で「対応がずれているかもしれない」と感じたときは、次のことを確認します。
確認1:その子の支援目標は共有されているか
個別支援計画に書かれている目標が、現場の支援とつながっているかを確認します。
書類上の目標と、日々の関わりが別物になっている場合、支援者ごとに判断が分かれやすくなります。
確認2:困った行動が起きたときの対応が決まっているか
泣く、怒る、逃げる、固まる、要求が強くなるなどの場面で、
最初に誰が、どのように関わるのかを確認します。
対応が決まっていないと、その場にいる支援者の経験や感覚に頼ることになります。
確認3:記録に具体的な事実が残っているか
記録が、
落ち着かなかった
不安定だった
参加できなかった
だけになっていると、次の支援につながりにくくなります。
必要なのは、具体的な事実です。
- 何の活動の前に起きたのか
- 誰が声をかけたのか
- どんな声かけをしたのか
- その後、子どもはどう反応したのか
- 落ち着いたきっかけは何だったのか
- 次回も使えそうな支援は何か
こうした記録があると、チームで支援を見直しやすくなります。
厚生労働省の強度行動障害に関する報告書でも、障害特性のアセスメント、環境調整、支援手順書を活用した統一的な支援の重要性が示されています。特に、特定の職員だけに依存せず、職員全体の支援スキルを上げ、チームで支援にあたることが重要とされています。
支援者が一人で抱え込まないこと
子どもの支援がうまくいかないとき、真面目な支援者ほど、
「自分の関わり方が悪いのではないか」
「自分だけがうまくできていないのではないか」
と抱え込んでしまうことがあります。
しかし、子どもの支援は、一人の支援者だけで完結するものではありません。
大切なのは、
困った場面を個人の責任にせず、チームの支援課題として考えることです。
「なぜできなかったのか」ではなく、
「どんな条件ならできたのか」
「誰の対応が悪かったのか」ではなく、
「次はチームとしてどうそろえるのか」
この視点があると、支援者も子どもも安心しやすくなります。
SHIPが大切にしている支援
SHIPでは、子どもの姿を「できる・できない」だけで判断しません。
また、支援者一人の感覚だけで関わるのではなく、
子どもの行動の背景を見立て、チームで支援をそろえることを大切にしています。
子どもが活動に入れないとき。
切り替えが難しいとき。
要求が強く出るとき。
友達とのトラブルが続くとき。
その姿だけを見て判断するのではなく、
- 何に困っているのか
- どんな環境なら安心できるのか
- どんな声かけなら伝わりやすいのか
- どこまでを今日の成功と見るのか
- チームとしてどう関わるのか
を考えていきます。
支援をそろえることは、子どもを管理するためではありません。
子どもが安心して過ごし、少しずつ挑戦できる環境をつくるためです。
専門性を深めながら働きたい方へ
児童発達支援や放課後等デイサービスの仕事は、
子どもと楽しく過ごすだけの仕事ではありません。
子どもの行動を見立て、
背景を考え、
環境を整え、
チームで支援をそろえていく仕事です。
SHIPでは、子ども一人ひとりの姿を丁寧に見ながら、
支援者同士で考え、学び合い、よりよい支援をつくっていくことを大切にしています。
山梨県笛吹市・中央市周辺で、
児童発達支援・放課後等デイサービス・保育所等訪問支援・相談支援の仕事に関心がある方は、ぜひ採用情報をご覧ください。





