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ペアレント・トレーニングとは?保護者が学ぶ「関わり方のコツ」をやさしく解説

子どもの遊ぶ様子を見ながら、保護者と支援者が関わり方を相談するイラスト

「ペアレント・トレーニングという言葉を聞いたけれど、何をするのだろう」
「子どもへの声かけを変えたいけれど、どうすればよいか分からない」

そんな保護者の方へ、今回はペアレント・トレーニング、通称「ペアトレ」の基本をお伝えします。

毎日の子育てでは、分かっていても余裕がなくなる場面があります。だからこそ、お子さんの様子を一緒に整理し、家庭で取り入れられる関わり方を考える機会が役立ちます。

ペアレント・トレーニングとは?

ペアレント・トレーニングは、保護者や養育者が、お子さんの行動の捉え方や、関わり方、環境を整える方法を学ぶプログラムです。

国が提供する「発達障害ナビポータル」では、行動理論を基に、環境調整や子どもへの肯定的な働きかけを、ロールプレイや家庭での取り組みを通して学ぶものとして紹介されています。

たとえば、どのような場面なら取り組みやすいか、どんな伝え方なら分かりやすいかを考え、生活の中で試していきます。

回数や進め方、対象となる年齢などは、実施する機関やプログラムによって異なります。相談する際には、ご家庭の希望やお子さんの様子を伝え、内容を確認することが大切です。

ゆうた先生
お子さんに合う関わり方は、実際の様子を確かめながら一緒に考えていきましょう。

ペアトレでは、どんな「関わり方」を学ぶの?

学ぶ内容の例として、次のようなものがあります。

1.子どもの様子を、具体的な行動で捉える

「いつも落ち着きがない」「片づけが苦手」と感じたときも、もう少し具体的に見ることで、相談しやすくなります。

たとえば、「夕食前に片づけを伝えると、積み木を持ったまま部屋を歩いている」というように、いつ、何が起きているのかを整理します。

同じ片づけでも、終わりが分かりにくいのか、しまう場所が分からないのか、別の理由があるのかは、その場面を確かめながら考える必要があります。行動だけを見て、理由を決めつけないことも大切です。

2.できていることに気づき、具体的に伝える

困っている場面が続くと、できていないことに目が向きやすくなります。

「全部片づけられたか」に加えて、「一つ箱に入れた」「手伝ってほしいと伝えた」など、途中の取り組みに気づくことも学ぶ内容の一つです。

「すごいね」だけでなく、「積み木を箱に入れたね、ありがとう」と、何に気づいたのかを伝える方法を考えます。ほめられ方の好みや受け止め方にも目を向け、その子に合う伝え方を探していきます。

3.伝え方と環境を整える

声のかけ方とともに、物の置き方や取り組む量、分かりやすい手がかりなども見直します。

以下は、考え方をイメージするための例です。実際には、お子さんの理解の仕方や、その日の様子に合わせて調整します。

相談したい場面考えてみる工夫の例
「片づけて」と伝えても、何から始めるか分かりにくい「この車を箱に入れよう」と、取り組むことを一つにする
支度に必要な物を探すところで止まる必要な物を見つけやすい場所にまとめる
何をしたら終わりなのか分かりにくい取り組む量や終わりを、本人に伝わる形で示す

こうした工夫が合うかどうかは、試したときのお子さんの反応を確かめて判断します。

「学ぶ・試す・振り返る」を重ねます

ペアトレでは、説明を聞くことに加え、関わり方を練習したり、家庭で試したことを振り返ったりします。

一般的な取り組みの例は、次のような流れです。

  1. 気になっている場面を具体的に整理する。
  2. 取り入れられそうな関わり方を学び、練習する。
  3. 家庭で試してみる。
  4. お子さんの様子や、ご家庭の負担を振り返る。
  5. 続けること、変えることを相談する。

うまくいかなかったことも、次の工夫を考えるための情報になります。

「この伝え方は分かりやすそうだった」
「夕方は疲れていて、同じ方法では難しかった」
「毎日続けるには、もう少し手間を減らしたい」

こうした気づきを共有し、ご家庭で続けられる方法を探していきます。宿題の量や記録の方法など、負担に感じる点も支援者に相談してください。

親子が無理なく過ごせる方法を考えることが大切です

お子さんが泣いたり、嫌がったりする場面では、本人が何を伝えようとしているのか、負担になっていることはないかにも目を向けたいところです。

取り組みを考えるときには、「何をしてほしいか」とともに、「本人に分かる伝え方か」「無理のない量か」「助けを求められるか」も確かめていきます。

また、保護者の方の疲れや、生活の状況も大切な相談内容です。関わり方を工夫することとあわせて、家族や支援機関の協力など、必要な支えも考えていきましょう。

学んだ方法がすべての場面に合うとは限りません。お子さんやご家庭に合わせて調整し、変化のペースも一人ひとり異なることを踏まえて取り組みます。

SHIPのペアトレでは、ご家庭の困りごとから一緒に考えます

株式会社THE SHIPでは、ご家庭の相談内容を踏まえ、お子さんの理解や、毎日の関わり方を考える「SHIPのペアトレ」を行っています。

月1回の面談・講義などを通して、家庭で気になっている場面について相談できます。具体的な進め方や、家庭訪問・相談室・オンラインでの相談については、以下の記事と公式案内をご覧ください。

SHIPのペアトレの進め方を見る

SHIPのペアトレの公式案内を見る

まずは初回無料相談で、気になっていることをお聞かせください

「声かけの仕方を相談したい」
「家庭では、何から取り組めばよいか知りたい」
「ペアトレが、わが家に合うか聞いてみたい」

毎日の中で迷う場面から、お聞かせください。

SHIPのペアトレの初回相談は無料です。下のフォームを送信いただいた後、担当者から相談日時の調整についてご連絡します。

※Microsoftフォームが開きます。

提供:株式会社THE SHIP

参考資料

ペアトレの一般的な説明は、以下の公的資料を参考に整理しています。本文中の家庭での例は、考え方を説明するためのもので、利用家庭の体験談ではありません。

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